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2006年3月10日 (金)

無責任な大人たち

 大人という生き物はなんて無責任で自分勝手なんだろうと、自分が大人になってみて気がついた。

 たとえば、飲酒。先日、駒大苫小牧の野球部員が飲酒しているのを通報されて、甲子園出場辞退になった。過去に他の高校でも同じような事例が何度もあって、複数回同様な案件のニュースを繰り返し聞いていると、そのことの本質に特に疑問を感じること無しに、出場辞退になるという事実を当たり前のように受け入れてしまう。だけど、それって本当に正しいのだろうか? 大人はいくら酒を呑んでも罰せられることはないのに、未成年はほんのわずかも口にすることは許されない。それって本当に正しいの? もちろん、医学的な観点とか、教育的な観点とか、いろいろと理由付けはできるだろう。だけど、それならどうして大人は無制限に許されるのだろうか? 大人だって、酔っ払った勢いで暴力事件を起こしたり、女性を襲ったり、飲酒運転で人を轢き殺したり、未成年よりもはるかに重大な事件を起こしている。それらはもちろん刑法だとか道路交通法だとかで罰せられるが、だけど飲酒によってそのような状態になること自体が危険なはずなのに、どうして大人の飲酒に制限を加えようとはしないのか? 大人の作る社会ルールは大人にはとにかく甘く、子供には厳しい。だけど、子供の失敗は子供のせいとして処理し、大人たち自身に問題があるということを決して認めようとはしない。僕はおかしいと思う。だから子供たちは要領よく生きることが正しいことだと考え、影で悪いことをすることが正しい生き方だと考えるようになる。

 たとえば、たばこ。最近は特に、健康上問題があることがはっきりとわかった。特に、喫煙者本人よりも周囲の人たちに副流煙という形でさらに大きな健康被害を与えることが明らかになった。世の中では当然のように分煙化がすすみ、喫煙者の肩身は確かに狭くなってはきている。その流れに関しては、好ましいことだとは思うが、だけど、そこまで確かに問題があることが判明していながら、したがって、女性だからどうとか、未成年だからどうとかいう問題ではないことが判明していながら、どうしてさらに一歩進んだ政策が取れないのだろうか? 未成年に喫煙を禁じていた理由はなんだったのか? 青少年の健全な発育に支障を来たすから? 女性の喫煙が好ましくないと言っていた理由はなんだったのか? 特に妊婦さんに関しては赤ちゃんに悪影響を与えるから? だったとしたら、副流煙という煙が彼らにさらに大きな悪影響を与えるものであるということが事実として判明しているのであれば、女性や未成年の喫煙よりも、その隣にいるお父さんの喫煙が最も最初に禁ずべきものではないのか? だけど、大人は辞められない、だから、子供たちはそんな大人たちを見ているから、良くならないのは当たり前だと思う。

 たとえば、テレビゲーム。これに関しても、「ゲーム脳の恐怖」という本で書いていたが、青少年がテレビゲームばかりをやっていると、脳の発育に重大な影響があるそうだ。我が家でも、それを読んでから、テレビゲームは押入れの隅にしまい込んだ。だけど、世の中では未だにテレビゲームが販売されている。それも、たとえば日本を代表する大企業であるsonyが、未だに何食わぬ顔してプレステを販売している。企業は金さえ儲かればいいのか? 企業理念はないのか? sonyほどの大企業ともなると、金儲けよりも社会的責任という部分の方が重要ではないのか? 僕から言わせれば、金さえ儲かれば何をやってもいいというライブドアとどこが違うの?、って思う。それと、では「子供のテレビゲームは脳の発育に悪影響があるから止めなさい」と言うが、それじゃあ、大人たちが大金をつぎ込んでいるパチンコはどうなの?って思うのは僕だけだろうか? パチンコの括りとしてはギャンブルというものであり、テレビゲームと比較するのは無理があるかもしれないが、ここで言いたいのは、それぞれの脳に与える影響という部分で考えると、パチンコの方がずっと悪影響が大きいのではないだろうか? 

 他にも山ほど同様な事例があるだろう。今の子供たちはいろいろな観点から問題があると言われ、良くするためにはどうするべきだ、ああするべきだ、と議論されているが、僕が思うのは、大人が手本を示すこと、すなわち親が子供に立派な背中を見せることが最も大切なことではないだろうか? つい最近テレビでどこかの優良な小学校の事例を取り上げていた。その中で、「早寝早起き朝ごはん」が子供にとって大切だと言っていた。そのことに関しては大いに賛成したい。だけども、その放送の中で、ある家庭の朝の風景を取り上げていたのだが、子供に対して母親が「早寝早起き朝ごはん」を実践するように言っていながら、子供がご飯を食べている横で、父親と母親はトーストを食べていた。それっておかしくないかい? 朝のご飯が頭の回転を良くするとかわかっているなら、何で両親は子供といっしょに実践しないの? 親がパン食ってたら、子供もだんだん馬鹿らしくなって、そのうちパン食うよ。普通、子供といっしょに頑張ろうと考えないかい? 今の子供たちをダメにしてしまったのは今の大人たちだ。その前を辿れば、もっと上の世代が悪いとか、責任を押し付けるのは容易だけど、だけど我々は見識のある大人なのだから、私たち大人がその責任をしっかり認識して、その上でこれからの子供の世代を良くしていくためにはどうすればよいのか、しっかり考えよう、そして、自ら実践しよう。

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コメント

2児の子を持つ「美しい小花」と申します。

素敵なホームページと内容の濃いブログですね。

特にブログの内容には自分の時間がなかなか持てない私にとって、もっと考えなくちゃいけないなー。と思っている事だったので、ひじょーに共感できます。

日本における教育の在り方は、現状は確かに矛盾もあるしおかしい事ばかりです。

特に ゆとり教育 がその代表的なもので、大人が勝手に決めた事に振り回された子供たちがかわいそうです。

つまり、時間のゆとりを与えたばかりに、おっしゃるとおり脳を退化させるゲームばかりやる子供を増やした結果になりましたよね。

本当のゆとり教育とは、心のゆとり教育であって、時間のゆとりではないはずです。

私は、ぜひ心のゆとりを持たせる為にも、学校の授業などにお花の時間を増やしてもらいたいなぁーと感じます。

土に触れ、花の美しさを純粋にココロで受け止められる子供。

そんなやさしいココロを持つ子供たちを、一人でも多く増やしてほしいです。

青い芥子さんの子供さんは、きっとそんな子供たちなんでしょうね!

ブログを拝見し、そんな事を思いました。 

最後に、ビニールハウスの倒壊 本当にご愁傷様です。

どうぞ 気を落とさず、素敵な花を出荷して下さい。

近くの花屋さんで青い芥子さんのお花を買わせて頂きますネ。

投稿: 美しい小花 | 2006年3月12日 (日) 12時12分

 美しい小花さん、コメントありがとうございました。若い頃は自分が楽しむことばかり考えて生きていましたが、年を取って最近は、自分の学んできたこと、生きてきた記録をこれからの子供たちにどうやって伝えようかとそんなことを考えています。そのように考えるようになったのは、やはり今の日本、今の世界があまりにも多くの矛盾を抱えており、社会的に病んでおり、自浄不可能なところまで来ているように思えてならないからです。そんな中、私自身がどうして病んだ社会の中にいながら病んだ社会と訣別できたのか、そのように変わってこれた過程の中にこそ、現代社会が再生できる答えがあると思うのです。それは、美しい小花さんにしても同じことが言えると思います。法律とか国際ルールとか、そのようなものはあくまでも最低限の取り決めに過ぎないと思います。私たちはもっと大切な心の中のルールを、次の世代に伝えてゆく義務があると思います。
 ホームページやブログがそのための貴重なツールになると思います。お互い頑張りましょう!!

投稿: 青い芥子 | 2006年3月12日 (日) 22時59分

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