« 夜盗虫(ヨトウムシ)との戦い | トップページ | 超多忙期に突入しました »

2006年7月10日 (月)

生きる姿勢—1

 またまたドギューンと重いタイトルでいきます。だけどね、僕も少しは成長したようで、みんなが理解しやすいように書く術をちょっとは心得たようですよ。乞うご期待!

で、「生きる姿勢」というのは、僕の一番好きな言葉なんです。その出典を紹介する前に、雑談を….

僕は3人兄弟だったのですが、僕以外はすべて女で、姉と妹に挟まれて育ったせいで、少女マンガも数多く読んできました。そして心の底から感動した少女マンガもいくつかあります。少女マンガと少年マンガの最大の違いは?、と聞かれると、いろいろと思いつきますが、僕が思うのは、少年マンガの男は戦いとかスポーツとか、男らしいといわれるような世界に生きること。それに対して少女マンガの男は、女性との愛に生きることだと思います。

愛に生きる男と主人公の女性との愛を描いた、オーソドックスな少女マンガで、僕が一番感動して、未だに全巻揃えて本棚に並んでいるのが、上原きみこさんの「マリーベル」というマンガです。このマンガはフランス革命の頃のフランスを舞台にした恋物語で、僕は何度読んでも涙が止まらないのですが、今日はこの話ではないので、マリーベルの素晴らしさはまた次の機会にいたします。

今日は「生きる姿勢」ということです。なんで「生きる姿勢」から少女マンガの話を始めたかというと、この言葉の出典もある少女マンガなんです。それは里中満智子さんの「アリエスの乙女たち」というマンガ。このマンガはテレビでも放映されたようですが、僕はテレビは見ておりません。あくまでもマンガの話。ストーリーはべたべたの恋物語なんですが、登場人物の高校生の男の子が愛する女性と別れる際に次のセリフを言いました。「男にとって言葉は第三の価値しかない、第二は行動、そして第一は生きる姿勢だ」と。この「生きる姿勢」という言葉の意味するところを、当時子供だった僕に理解できるわけもなく、だけどもいったいどういう意味なのか、ずっと頭に残っておりました。そして、それがつい最近になってわかったようなんです。

たとえ話を一つ。大金持ちの人がいて、資産何十億も持っていて、儲かりまくりで、ちょっと税金対策のために一億ほど寄付でもしようという。また別の人で、日々の食べ物にも困っている人が、町で募金活動をしている人を見かけて、今晩の食事代にと握り締めてきた千円のうちの五百円を募金箱に入れた。また別の人で、戦争で村を追われて難民になって、食べ物を手に入れる術もなく本当に困っているところに、国際ボランティアが食糧配給をしてくれているという話を聞き、何キロも歩いてボランティアのいる町まで辿り着き、やっと食糧を手に入れた。難民キャンプに帰ってみたら、今にも死にそうになっている子供たちを見かけて、手に入れた食糧を残らず分け与えてしまった。

彼らの行動を比べた場合、行為の重さを金銭に換算したら、一億寄付した人間が最も大きい貢献をしたと評価され、世間ではもてはやされるでしょう。さっきの「アリエス」の話に戻ると、「第二は行動」です。

だけど本当に大事なことはその心の姿勢ではないだろうか。「税金対策にもなる」とか、「世間で尊敬される」とか、最終的に願っているのは自分自身の利益。「生きる姿勢」は自分の利益のため。

それに対して、2番目の人は、別に自分の名前が残るわけでもないのに、お金の半分を寄付した。そして3番目の人は、自分も死ぬかもしれないのに、食べ物をすべて分け与えた。結果の大きさを見れば、一億寄付した人間が最も大きいのだけれど、その心の清らかさとか、行為の美しさを比較すれば、2番目、3番目の人の方がはるかに素晴らしい。

 僕はいつも、何か行動する時や、何かしゃべったり書いたりする時は、自分自身の心の姿勢を確かめるようにしています。自分の今からすることは、いったい何のためなのか、自分の利己的な目的のためではないか?、「誰かのために」と言っていながら、実は心の底では自分の利益を期待していないか?、と。

 「生きる姿勢」が利他的なものであればあるほど、それが心の清らかさ、心の豊かさであり、心に永久に保存できて失うことのない、人生で最も価値のある唯一のものだと僕は考えて生きています。自分の「生きる姿勢」を正すために、今日もこのブログを書いています。書いている内容ほど、僕は清らかな人間ではありません。だけど、そうありたいと願っています。

banner_03 クリックお願いします!!

|

« 夜盗虫(ヨトウムシ)との戦い | トップページ | 超多忙期に突入しました »

コメント

昨日蠍座で「白バラの祈り」という映画を観て来ました。
ナチスに処刑された学生たちの実話です。
「おまえは何を信じている?」という問いに
「人間としての良心です。」とこたえていました。
人としてどう生きるかということは
いつの時代も大切ですね。

投稿: 福ももこ | 2006年7月10日 (月) 08時48分

 こんにちは、いつもコメントありがとうございます!

 「おまえは何を信じている?」と聞かれて、僕は何と答えるだろうか? 今の僕には答えはまだありません。信じるものを見つけた時は、心の旅の終わりの時かもしれない。

投稿: 青い芥子 | 2006年7月10日 (月) 21時07分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/162477/10863747

この記事へのトラックバック一覧です: 生きる姿勢—1:

»  大映テレビ ドラマシリーズ アリエスの乙女たち 前編 / 南野陽子 [有名人]
 大映テレビ ドラマシリーズ アリエスの乙女たち 前編 / 南野陽子 価格: 1... [続きを読む]

受信: 2007年10月13日 (土) 14時44分

« 夜盗虫(ヨトウムシ)との戦い | トップページ | 超多忙期に突入しました »