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2007年1月11日 (木)

アーヴィンラズロー1

2_1  僕ら人間にとって、五感から得られる情報、特に視覚と聴覚から得られる情報には、絶対的な信頼性がある。世の中には、五感だけでは説明のつかない不思議なことが山ほどあるのに、それらを体験した時にはいろいろな意味で感動を覚えるものであるが、いつしかその感動も薄れていき、ただの偶然であったとか、目の錯覚であったとか、気のせいであったとか、五感で説明できないものは否定してしまうか、もしくは忘却のかなたに追いやってしまう。だけど、ほんとうはどうだったんだろうか? 本当は、僕達の知らない、いや、まだ科学では説明できていない世界があるんじゃないだろうか?

 僕は、神や仏や宗教は否定論者であるが、今読んでいる本には、大いに考えさせられている。それはアーヴィンラズローっていう、世界的に有名な物理学者の書いた本だ。まだ、読んでいる途中であるが、しばらくブログのネタも途切れているし、読み終わったら印象も変わっているかもしれないから、途中経過ということで、少し書いてみたくなった。

 たとえば、万有引力の法則。僕らは何の疑問もなしに受け入れている。手に持っている鉛筆から手を離せば、鉛筆は下に落ちていく。それは地球に重力があるからだ。地球に重力があるってのは何となくわかる。だけど、重力は質量のあるすべての物質が持っているもの。落ちている鉛筆にも重力は存在するが、地球の重力の方が圧倒的に大きいので、鉛筆が地球に引かれていく。重力は目に見えないが、鉛筆が落ちていく様を見て、重力が確かにあると認識し、だけど万有引力っていうのは、みんなが当たり前にそうだと言ってるから、間違いないと思ってるだけだ。

 たとえば、電波。こんなもの目に見えないし、五感でも全く感知できない。だけど、アンテナをつけたら、テレビやラジオが電波を受信し、確かに電波があると確信する。電波がまだなかった時代、最初に電波の存在を信じて、実際に発生させた人は、どのようにして、電波の存在を確信するに至ったのか?

 地球はどのようにして生まれ、僕ら人間が誕生するに至ったのか? 宇宙の生まれた歴史、地球の生まれた歴史、人類の進化。教科書を読んで学び、学校で教えられなかったことは専門家の本を読んで、いかにも確からしいから、きっとそうなんだろうと確信してきたが、実際に見てきた人がいるわけじゃない。本当に何が真実か、本当は誰も知らない。それは地球の未来の予測にしても同じで、地球温暖化というのはほぼ間違いない事実だとしても、温暖化した後にどんな未来が待っているのか、温暖化したことによって、地球はどのように変わっていくのか、まだまだ予測の話でしかないが、だけど、何かやらなきゃ!っていう衝動にかられる。これはいったいなぜなんだろう?

 年末に読んだ本は、リチャードドーキンスの「利己的な遺伝子」。簡単に説明すると、遺伝子の目的は自己の複製のみ。遺伝子は自己の複製を作ることを目的として、他の遺伝子との競争に打ち勝つために、その乗り物をより有利な物に作り変えていった。その結果、最強の鎧を手に入れた。それが「人間」という鎧。その鎧は、我々にとってのコンピューターと同じで、いちいちご主人である遺伝子の命令を仰がなくても、自ら考えて生存を続けることができる、すなわち脳を備えるようになった。ところが、その脳をあまりにも発達させすぎたばかりに、「心」というものを発生させてしまい、その「心」は時に遺伝子の目的でない行動を望むようになってしまった。それが利他的な考え方。

 ちょっとドーキンスの著作の枠をはみだして、自分の希望的見解を書いてしまったかもしれない。そんなこんなで、遺伝子はどこまでいっても利己的であるという本であった。人類の進むべき道は、やはり自滅しかないのかと悩んでいたところに、アーヴィンラズローの本は衝撃的な内容だった。

 心理学でいえば、集合的無意識という。僕らの意識は、最も深い部分では、すべての人間が繋がっているという。アーヴィンラズローはそれを「量子真空エネルギー」、「Aフィールド」あるいは「情報場」と表現した。たとえば、生命は46億年の進化で、人間を創り上げたが、確率論的にはありえない、というのはよく聞く。宇宙にしても、我々の住む宇宙がこのように秩序を保って存在できていることも、確率的にはありえないことだそうだ。そのたとえとして、目の見えない人がルービックキューブをして、6面すべて揃うまでにかかる時間は、1260億年だそうだ。それに対し、それを補助する人がいて、ルービックキューブを一回動かすたびに、それが正しいか正しくないか、アドバイスしながら行った場合、ずべて揃うのにかかる時間は2分だそうだ。それが何を意味しているか?

 この宇宙、というか、すべての空間には、量子真空エネルギーというものが存在している。それは、私達人間の五感では全く感知できないが、確かに存在しているという。ではどんなエネルギーなのか? それは「情報場」とも表現され、人類の歴史、地球の歴史、宇宙の歴史、宇宙が生まれるさらに前の歴史、過去のすべての情報が、量子真空エネルギーとして存在しているというのだ。宇宙はなぜ、このように秩序正しく存在できるのか? それは過去に存在した前宇宙の情報を量子真空エネルギー場から引き出し、形作ってきたから。生命は、なぜこのように短い時間で、人間を創り上げることができたか? それも、人間に至るまでの情報が量子真空エネルギー場にすでに存在していたから。とすると、人間は地球上で偶然に作り上げられたものではなく、遺伝子の進化のかなり必然的な結論として出来上がったものであり、他の星にも、我々そっくりの宇宙人がいるかもしれない。

 我々はどのようにして、その「情報場」に触れることができるのか? それは音叉にたとえられる。すなわち、自分自身が共鳴できる情報にだけ触れることができ、利用することができるという。これは何を意味するか? 世の中がもっと良くなるようにと、心温まる話を必死にブログに書いている。それを読んだ人の心に、「思いやり」の気持ちが湧き上がる。それはネットを通じてのことだが、量子真空エネルギーでは、僕が善なる思いを抱いて、強く心に念じれば、それが全宇宙に共鳴してゆく可能性もあるってこと。そのような、多くの人の善意で「情報場」が満たされていけば、世界はいつのまにか善意で溢れる世界に変わっているかもしれない。

 書いてて、不安になってきた。暴走しているような気がする。今日はここまでにして、よろしければ、みなさんのコメントを聞いてみたいが、いかがだろうか?

 ところで、僕がアーヴィンラズローの本を読んでなぜこんなに感銘を受けたかであるが、もし量子真空エネルギーというものが確かに存在して、我々の進化が決して利己的なものではないとするならば、地球温暖化の問題や、世の中の様々な社会問題の解決など、造作もないことになるからだ。すなわち、「自分が変われば世界が変わる」ってこと。

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コメント

 そこまで、難しく考えなくても・・・
 温暖化の問題は事実。情報を知れば分かる事。これを否定する人はごく少数。
 問題は事実を見ない人。これは世の中の流れに乗る人。対処法は言うまでも無し。
 逆にこれを読んでわからなくなった人が多いと思います。あえて科学を逆手に取る必要は無いんじゃないかな。
 勝手な感想。

投稿: yusaku | 2007年1月27日 (土) 23時07分

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